麒麟
 麒麟
 (キリン) 
   
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   矢印 公式プロフィール(Yahoo!! 人物名鑑より)


  • 川島明(かわしま あきら、1979年2月3日 - )
    京都府宇治市出身、AB型。身長179cm。
    ボケ、ネタ作り担当。立ち位置は向かって右。
    2010年頃から、ピン芸人・麒麟川島としてのテレビ出演の方が多い。
  • 田村裕(たむら ひろし、1979年9月3日 - )
    大阪府吹田市出身、O型。身長180cm。
    ツッコミ担当。立ち位置は向かって左。
  • 1999年10月結成(尚、「M-1グランプリ2001」ではコンビ結成年を1997年10月と紹介、他に1997年12月や1999年12月等諸説ある。)
  • 上記のようにコンビ結成年度には諸説あるものの、M-1グランプリ2008のスタッフブログによると、2008年のM-1では「麒麟は、来年がラストイヤーであるが、今年最後の年という心意気で挑んでいる」と記載。そのため、1998年 - 1999年結成という形になる。
  • ただし、2009年のM-1では予選に出場せず敗者復活戦の特番でリポーターを務めており、正確には2008年がラストイヤーだったとも言える。
  • 共に大阪NSC第20期生。同期にアジアン、 ソラシド、吉本新喜劇の西科仁らがいる。
  • 互いの第一印象は、川島→田村「アホ」、田村→川島「気持ち悪い」とあまり良いものではなかったが、川島のネタの発想を気に入った田村が、悩んだあげく声を掛けたのがコンビ結成のきっかけ。川島としては、明るくてどんどん前に出る人間が苦手だったため、当初田村の積極性がイヤだったが、断る勇気もなくズルズルとコンビを続けた。
  • 最近は、「川島は自分が考え込む性格のため、自分と同じように考え込む性格だとコンビとして成立しないのではないか、と思い“何も考えないアホ”を探していた。ある日、川島がNSCで1人でネタをやっていると自分のネタで1人大笑いしている田村を見つけた。だが、本当にアホかどうかわからない、と慎重にいこうとしていた。その日にNSCの講師にネタを褒められ、川島が帰ろうとしていると、後ろから肩を叩いて『お前面白いなぁ、コンビ組んだってもええで』という声がした。振り返ってみると田村がいた」というエピソードを話していることが多い。このときの田村の「上から目線」に川島は「(探していた)アホが現れた」と感じ、田村とコンビを結成することに決めたと話していたこともある。
  • 舞台登場の挨拶時に必ず川島がマイクに口を近づけ低音ボイスで言う「麒麟です」が掴みの基本ギャグだが、最近はそのバリエーションが増えている。安定感のある漫才が特徴。また、短めの漫才をパターンを変えて繰り返す2部構成、3部構成の漫才もある(「漫才に小説の要素」「コンビの仲」など)。川島がボイスを田村がジェスチャーを担うことや、川島が田村をいじり倒すようなボケを放ち、それに田村が抵抗のツッコミをするといった形が多い。また、漫才の終わりに田村が「もうええわ」と言った後、川島がもう一度ボケて、田村が突っ込んだ後にそのまま礼をする漫才もある。
  • ネタの中で川島は、田村をかりんとうや10円玉など茶色いものに例えることが多い(下記「茶色いもの」参照)。また、田村の願いが「2本脚で立てたらいいな」や「早く人間になりたい」であると言ったり、服を着ていて「珍しい」など、人間ではないような言い方をする。さらには、後頭部がえのきに似ているとして「妖怪えのき小僧」、「妖怪小豆小僧」と呼んだこともある。
  • 結成当初はコント中心の活動であまり認められなかったが、漫才中心にしてから徐々に頭角を現し、2000年頃よりbaseよしもとの舞台に出演し始めた。
  • 2008年7月11日ヨシモト∞水曜2部MC:POISON GIRL BAND(神保町花月舞台出演のため休演)のMC代行を行い、2008年2月1日付でサブ・レギュラー昇進。隔週水曜日1部担当を行うことになった。
  • 2010年6月、田村は1ヵ月休暇を取った。川島によると肌の治療のため、温泉に行っていたらしい。

エピソード

  • コンビ名の由来は、2人とも面長でどことなくキリンっぽい風貌を持つことと、結成時に自分たちの知っている一番難しい漢字であったからである。田村曰く「コンビ名はカタカナが多いため漢字で目立とうとした」と言われるが、本人が考えたコンビ名は「月と砂」「銀色の鈴」という簡単な漢字ばかりの名前だったらしい。そこで知っている中で一番難しい漢字を組み合わせていき、最終候補となったのが「薔薇園」「侮辱」「醤油愛好家」「楽楽笑」「麒麟児」。その中から、将来が期待される少年という意味の言葉である麒麟児を選んだが、ミュージシャンのキリンジとカブってしまうため、「児」を取り「麒麟」となったとも話している。田村が「麒麟」と書けなかったり、間違って「麟麟」と書いたこともある。
  • コンビ結成後のNSCのクラス分けでは、最低のCクラスに最後まで在籍。講師に「お前ら、やめた方がええで」とまで言われたが、なんとかNSCを卒業して、自分たちをバカにした講師を見返してやるという思いからしばらくコントを続けたが、どうにもしっくりこなかった。そんなとき、オーディションのためにその場しのぎで作ったネタがかなりウケたのが漫才を始めるきっかけとなった。それまで「コント=自由」「漫才=制約があり不自由」という固定観念が2人を漫才から遠ざけていたが、型にはめることで自分たち独自の発想が観客にもわかりやすく伝わるということがわかり、このとき初めて観客というものを意識したともいえる。
  • 出囃子にShangri-Laを使用している。
  • 2007年1月に放送された『お笑いオーケストラ』、『爆笑ヒットパレード』で、川島は東京進出を見込んで引っ越したと発言している。なお、田村は資金不足で東京進出に失敗し大阪に残留していた(川島は「お笑い芸人の東京進出失敗は少なくないが、資金不足で失敗したのは前代未聞」と語っている)が、同年12月、田村も著書の『ホームレス中学生』出版後に東京に引っ越した。
  • ロンドンブーツ1号2号の田村亮は共演した際に、彼らが改名の話を一切していないにもかかわらず、番組終わりに「改名だけはしないでほしい」と言っていた(「よしもと本物流」)。
  • かつて同じbaseよしもとのトップ組だった笑い飯・千鳥とは非常に親交が深い。ちなみにこの3組で「ワラキチ(笑麒千)」となる。しかし、その「ワラキチ」をタイトルにしたイベントのとき、笑い飯は字の形的に「キ」を「モ」だと思っていたというボケをされた。
    • ほかにもダイアン・千鳥・笑い飯と組んで、「ダイ麒千飯」でコントをしたこともある。また、『笑いの金メダル』の企画で、笑い飯と「麒麟飯」を結成したこともある。そのときは、ボケは笑い飯の2人と川島で、田村1人がツッコミだった。
  • 基本的に漫才では川島の提案するシチュエーションでのボケに田村がツッコむパターンだったが、2007年頃はネタの後半から川島の提案したシチュエーションを実践した田村のリアクションで笑いを誘うパターンも行っていた。

ネタ

麒麟です

川島が掴みとして、漫才中に必ず言う「麒麟です」のバリエーション。

  • いきなり川島が無関係な話を始め、肝心な所で「麒麟です」。
  • 怖い話を始め、話の山場辺りに「バーッと走ったら……あ、忘れてた。麒麟です」。
  • 馬のモノマネをしてからの「麒麟です」。
  • 通常は低音の声であるところを、普通の声で「麒麟です」。
  • 大きく息を吸って勢いをつけての「麒麟です」。
  • 低音の声のまま、「麒麟です、よろしくお願いします」まで言ってしまう。
  • 「えっ、麒麟って誰?」
  • (賞レースで「続いては麒麟さんです」と紹介を受けて、)「麒麟さんです」。
  • 鼻で笑ってから「麒麟です」。
  • 川島が「せーの、麒麟です」と言いながら、田村と2人で右手を伸ばして(麒麟をイメージ)、足を横に出す(その時川島の左手はマイクにそえる)。
  • 単独ライブ(キリリン!)では、「キリリンです」。

茶色いもの

ネタ中に田村が川島に例えられる茶色いもの。

  • 無印のノート
  • かりんとう
  • コルクボード
  • サンマの苦いところ
  • カステラのはがした皮
  • 玄米
  • 糠味噌
  • うんこ
  • ピスタチオ
  • ヒジキ    
  • チャーシューの側面
  • 流木
  • コロッケ
  • マッチの擦る所
  • チャーリー・ブラウン
  • ケニア人
  • ものすごく勉強した後のココ(手の小指の付け根)の色
  • ゴボウ
  • 錆びた釘
  • カブトムシの裏
  • 十円玉
  • 茶封筒
  • 甲子園の土
  • ハムナプトラ
  • 納豆
  • エクレア
  • 泥人形
  • 泥の棒(泥スティック)
  • スティックパン
  • タイ米のお化け
  • タバコを吸いすぎた人の肺
  • 仏壇(観音開き)
  • 生駒トンネル
  • ライオンズマンションの壁
  • 中指
 
  • M-1グランプリ

    M-1グランプリ決勝には過去5回進出。第2回(2002年)、第7回(2007年)、第8回(2008年)は準決勝敗退。なお、各審査員の得点はいずれも100点満点。

    第1回(2001年)大会 決勝5位【出番:7番目 得点:741 / 1000点(特別審査員の合計点は542 / 700点)】
    キャッチフレーズは「無印(ノーマーク)」。
    吉本興業社員にも知られていなかった無名のダークホースとして決勝進出を果たす。決勝では前半の件を全て後半のフリに使うという異色の漫才で臨む。結果は5位だったが、審査員の松本人志には「これ(得点)はもうしょうがないんですか? 僕は今までで(当日の決勝進出者の中で)一番良かったですね」(松本は今大会での自己最高得点75点を付けた)、ラサール石井には「このネタをやるとは凄く勇気がある(松本、鴻上尚史も同調していた)」、島田紳助には「僕個人の評価は(中川家に次ぐ)2番目だった」と絶賛され、会場からは大きな拍手が起きた。無名の彼らは翌年、瞬く間にブレイクした。このことから、翌年以降M-1の決勝に進出した無名のコンビは「麒麟枠」と称されるようになった
    第3回(2003年)大会 決勝8位【出番:2番目 得点:554 / 700点】
    キャッチフレーズは「返り咲き」。
    様々な身の回りの機械に川島が声を当てるネタを披露したが、3人の審査員が最低得点(南原清隆の76点、ラサール石井の78点、大竹まことの75点)を付け、最下位の千鳥と僅か2点差という散々な結果に終わった。なお、M-1グランプリ決勝でのネタ時間は4分以内とされていた(ただし、当時はあくまでも目安程度だった)にもかかわらず、約5分30秒ものネタを披露してしまっためか、採点後の審査員の講評は無かった。その後も5分以上のネタを披露するコンビがいたためか、第5回大会からはネタ時間が厳守されるようになった。
    第4回(2004年)大会 決勝3位【出番:9番目 得点:634 / 700点】
    敗者復活戦を制しての決勝進出。
    「癒しの空間」というネタを披露し、敗者復活枠にもかかわらず3人の審査員が優勝したアンタッチャブルに次ぐ2番目に高い得点(大竹まことの89点、島田洋七の92点、中田カウスの96点)を付け、ファーストラウンド3位通過で初の最終決戦進出を果たす。審査員の西川きよしには「最近見た麒麟の中では一番面白かった」、中田カウスには「去年で終わってるかと思ったけど、よう頑張ったわ」と評された。最終決戦では2番目に登場し、田村が24時間テレビのマラソンランナーに扮するネタを披露したが、票の獲得には至らなかった。
    第5回(2005年)大会 決勝3位【出番:8番目 得点:646 / 700点】
    キャッチフレーズは「M-1チルドレン」。
    田村が野球選手に扮するネタを披露し、3人の審査員が最高得点(大竹まことの90点、ラサール石井の95点、中田カウスの97点)、さらに4人の審査員が優勝したブラックマヨネーズに次ぐ2番目に高い得点(島田紳助の88点、松本人志の90点、渡辺正行の91点、島田洋七の95点)を付け、ファーストラウンド2位通過で2年連続最終決戦進出を果たす。特にオチが高く評価されたようで、司会の今田耕司からは、「まさに『ズバーン!!』と決まったオチでしたね。」と絶賛され、審査員達もその言葉をコメントに流用していた。大竹まことには「あんなオチ見たことない」、中田カウスには「あのオチで3点持って行きよったわ」と評された。最終決戦では1番目に登場し、田村がファッションモデルに扮するネタを披露したが、票の獲得には至らず、ファーストラウンドでは13点の大差を付けていた笑い飯に逆転されて3位に転落した。
    第6回(2006年)大会 決勝3位【出番:4番目 得点:627 / 700点】
    キャッチフレーズは「空腹のファンタジスタ」。
    田村がボクサーに扮するネタを披露し、島田洋七は優勝したチュートリアルに次ぐ2番目に高い得点(92点)を付け、ファーストラウンド3位通過で3年連続最終決戦進出。余談だが、4位の笑い飯は麒麟に僅か1点差で敗退し、麒麟と対照的にこの年から3年連続最終決戦進出を逃している。審査員の渡辺正行には「安定していて余裕も感じられる」、島田洋七には「家庭で見ていたら相当面白いと思う」と評された。最終決戦では1番目に登場し、田村が探検隊の隊長に扮するネタを披露し、田村が途中で噛んだことも笑いにする余裕と実力を見せ付けたが、票の獲得には至らなかった。
受賞歴
  • 2001年 笑わん会優秀賞
  • 2001年 M-1グランプリ5位
  • 2002年ABCお笑い新人グランプリ優秀新人賞
  • 2003年上方お笑い大賞新人賞
  • 2003年 M-1グランプリ8位
  • 2004年NHK上方漫才コンテスト優秀賞
  • 2004年 NHK新人演芸大賞大賞(演芸部門)
  • 2004年 上方お笑い大賞最優秀新人賞
  • 2004年 M-1グランプリ3位
  • 2005年上方漫才大賞新人賞
  • 2005年 MBS新世代漫才アワード優勝
  • 2005年 M-1グランプリ3位
  • 2006年 M-1グランプリ3位
  • 2008年BGO上方笑演芸大賞広告代理賞

テレビ

  • 爆笑オンエアバトル(NHK総合)戦績11勝1敗 最高513KB
    • 第5回チャンピオン大会 セミファイナル7位敗退
    • 第6回チャンピオン大会 ファイナル6位
    • 第7回チャンピオン大会 ファイナル6位
  • バラエティー生活笑百科(NHK総合)
  • 土曜ドカンっ!(読売テレビ)
  • ランガング(ABCテレビ)
  • お叱りください!(ABCテレビ)
  • オモシロ好奇心☆どろんぱ!(読売テレビ)
  • 麒麟・千鳥の二笑流TV(GAORA)
  • ダイ麒千飯(関西テレビ)
  • チャンネル☆ロック!(TBS)
  • っちゅ〜ねん! 金曜日(毎日放送)
  • ドッカ〜ン!(TBS)
  • お笑いDynamite!(TBS)キャッチコピーは「低音ボイス&ホームレス芸人」
  • 働くおっさん劇場(フジテレビ)副音声
  • 悲宝館(テレビ朝日・大分朝日放送)
  • ワイ!ワイ!ワイ!(ヨシモトファンダンゴTV)
  • わかってちょーだい!(フジテレビ)
  • 笑いの金メダル(テレビ朝日)
  • くちコミ☆ジョニー!(日本テレビ)水曜日
  • なにわ人情コメディ 横丁へよ〜こちょ!(ABCテレビ)
    タモリのボキャブラ天国 大復活祭スペシャル(2008年、フジテレビ)キャッチコピーは「ホームレス&ナイスボイス」
  • タカアンドトシのどぉーだ!(北海道文化放送)北海道ローカル
  • ヨシモト∞(よしもと劇場)隔週水曜日
  • 解体新ショー(NHK総合)
  • あったか人情コメディ 湯けむりパラダイス!(ABCテレビ)
  • なるトモ!(読売テレビ)隔週金曜日
  • よしもとサンサンTV(サンテレビ)不定期
  • 業界技術狩人 ギョーテック(テレビ朝日・大分朝日放送)
  • 麒麟の部屋(毎日放送)関西ローカル
ラジオ
  • オンスト(yes-fm、2002年4月 - 2005年3月)
  • 金曜!生デス!麒麟デス!!(KBS京都)
  • Bフライデースペシャル 陣内・ケンコバ45ラジオ(MBSラジオ)
  • グーグーモンキーズ(MBSラジオ)
  • ゴーゴーモンキーズ 木曜日(MBSラジオ)
  • 麒麟のオールナイトニッポンR(ニッポン放送)
  • ゴーK!(MBSラジオ)
  • 丑バラ(MBSラジオ)

CM

  • 資生堂 uno
  • ジャンボカラオケ広場(2007年9月 - 12月)関西のみ
  • オリバーソース どろソース「田村の恩返し編」(2008年)映画「ホームレス中学生」タイアップ企画
  • 厚生労働省 ジョブ・カード制度(2008年11月 - 12月)
  • 任天堂 ファイアーエムブレム 新・紋章の謎 〜光と影の英雄〜(2010年7月 - )川島のみ、仲里依紗と共演。                   
                                                         【Wikipedia 引用】
    



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